【新唐人2014年8月6日】約1000人が死傷した雲南地震は、６日で発生から４日目となり、がれきに取り残された被災者の生存の可能性が下がっていますが、被災地では救援活動が一向に進んでいません。また、地震による山崩れで天然ダムが形成されたため、被災者は高台へ避難しています。
報道によると、被災地では地震による山崩れで川がせき止められ、天然ダムができました。下流にある７つの発電所と641の基地局が危険にさらされています。
雲南省の魯甸県に住む孟さんは、救援ボランティアとして火徳紅郷に行きました。生き埋めになった人は救出されず、生き残った被災者も食べる物がないなど、痛ましい状況だったそうです。
救援ボランティア 孟さん
「生き埋めになった人はほぼ死にました。20人以上 死んだ村もあります。火徳紅への道は通じているので、昨夜、大勢のけが人が運ばれました。でも被災者は昨日の午後まで、何も食べていません」
報道によると、天然ダムの水位は、１時間に１メートルのスピードで上昇しています。周囲の５つの村は現在、低地に住む住民を避難させています。
雲南省･魯甸青年商会 阮俊東会長
「被害が深刻な地域は徒歩でしか入れません。第一の問題は食糧、次が救援です。ここにできた天然ダムは水位が急上昇しているので、低地の住民を避難させています」
現在、被災地では食糧・水・テント・衣服が非常に不足しています。被災者は、救援が遅すぎるうえ、被災者の需要をまったく満たしていないと当局を批判しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/05/a1128232.html（中国語）
（翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李）
